仕事紹介(化学職)

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仕事紹介(化学職) 技師 金 郁磨

Q1)現在の仕事内容
 私は下水道施設の管理運営支援業務や調査研究事業、普及啓発事業に携わっています。
 管理運営支援業務の主な内容は、民間業者が受注した下水道施設の維持管理業務や産業廃棄物処理業務等について、下水道管理者(県や市町村などの自治体)に代わり積算(業務価格を計算する作業)、監理するものです。特にも下水道施設の維持管理業務を監理するためには専門的な知識が必要です。公社の化学職は汚水処理に関する専門的知識を以て、下水道管理者の円滑な下水道施設の運営を支援しています。
 調査研究事業では、下水道施設のより効率的な運営を目指し取り組んでいます。令和元年度~2年度は下水道施設の維持管理経費削減を目的とし、過去の文献等を参考に自ら分析・解析を行い、脱臭用活性炭の最適な交換時期を検討しました。
 普及啓発事業では、下水道施設の見学案内や岩手県内の小学校を対象にした出前講座を行っています。元気いっぱいの小学生に下水道の大切さや正しい使い方を教えています。下水道施設の永続的な運営には利用者の理解が必要不可欠ですので、できるだけ印象に残るよう、小学生に負けないくらい元気に見学案内等をしています。
 
Q2)一日の仕事のスケジュール(8:30~17:15)
8:25 出勤
8:30
メール確認、各下水処理施設の状況確認(データ解析)、見学案内、書類確認、資料作成等
12:00 昼食(弁当持参)
13:00
業務打合せ、現場確認、調査研究にかかる分析等
17:15
退庁
(仕事の後は、先輩と海釣りへ)

 

Q3)公社を志望した理由
 学生時代に漠然と水に関わる仕事に就きたいと考えていたところ、研究室の先生に公社を紹介して頂いたのがきっかけでした。それから下水道について学ぶうちに下水道は重要なインフラであることを認識し、興味を持ちました。
 私は大学在学中に東日本大震災を経験し、岩手県各地での大きな被害を目の当たりにしました。公社を志望した一番の理由は、公社であれば重要なインフラである下水道を通して広く岩手県民に貢献できると思ったからです。
 
Q4)公社職員のイメージについて入社前と入社後で違っていたこと
 入社前は下水処理場の水質を毎日測定し、処理場の運転だけをしていくと思っていましたが、実際は民間業者が水質測定を実施していました。公社の化学職の主な仕事は、下水道施設の維持管理のために下水道管理者と民間業者が取り交わした契約仕様に基づき業務が行われているかの監理でした。特にも処理場の運転に関しては、データを整理・解析し、適切な対応がされているかを確認するため、専門知識と広い視野が必要な仕事だと感じています。
 
Q5)現在の仕事のやりがいや魅力
 岩手県の各自治体には、下水道に特化した化学職はほぼ居ません。非常にマイノリティな職種ですが、行政サイドに汚水処理を理解した人材は、必ず必要です。下水道公社の仕事は下水道管理者の事業運営を支援し、身近な各地域に貢献できることが魅力の一つです。
 
Q6)仕事とプライベートをどのように両立させているか
 基本的に残業はしないよう作業スケジュールを立てて仕事しています。また、定型的な作業が割と多いため、効率的に作業できる仕組み作りに力を入れています。
 私は突発的な仕事が入らない限り定時で退社しており、十分に子供達と関わる時間を確保できています。また、子供が病気にかかった時などに取得できる特別休暇も充実しているため、子育てし易い環境であると感じています。
 
Q7)公社職員になる前に身に着けておいた方が良いと思うこと
 ・常に向上心を持つこと。
 ・しっかりと話を聞き、自ら考えを持てること。また、根拠を持って自分の考えを説明する力。
 ・相手(社内、社外に関わらず)に対する思いやりの心
 
Q8)公社職員を志望する皆さんへのメッセージ
 下水道事業は華やかな業界でもなければ、世間一般的に目立つ仕事でもありませんが、人々の生活を支える重要なインフラです。下水道の専門家として、より多くの地域や人々に貢献できる機会が下水道公社にはあります。
 長々と硬いことを書いてきましたが、私のモットーは「楽しく仕事する」です。私は化学職ですが、機械や電気職の仕事を経験させてもらうことも多く、有意義な日々を過ごしています。あまり職種による固定概念は持たず、色々な経験をとおして下水道に関する知識を深め、一緒に楽しく仕事をしましょう。入社をお待ちしております。

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